頑張ってみたところで
それが公正に報われない社会
いわゆるカイシャ
日本的妄想の極まれる虚構
それはもちろん
逃げてもいいし
リセットしてもいい
足蹴にして捨ててやっても
全然いい
けど逃げたとか、通用しなかったとか
小人たちに言われるのも
ちょっとムカっとするから
できることなら
余裕で乗りこなしてやろう
自分でちょっと考えて
どうせ今だけ
少しだけ相手して冷やかしてやろう
自分がカイシャを搾取して
余裕で楽勝、転がして
搾りカスをポイっと捨ててやれ
高い場所まで一足跳びに行ける
その踏み台として利用する
そのほうがかっこいいし賢い
ほんとに便利
なるほど、うまいことできた仕組み
楽だし効率いいし
分かりやすく原理原則がはっきりしてる
それでここまでやってきたわけだ
この日本という国は
そりゃあ、もちろん
つまらないことだらけ
当たり前だ
個人のために組織があるんじゃない
組織のために個人があるんだ
笑えるほど滑稽
まともじゃないよ
集団心理は
そんなことは分かってる
分かってるから余裕で受け流せる
そんな低いところに
自分の目線はないから平気
低いところで溺れそうな人を
助けてあげるくらいの立ち位置
誠実であれ
真面目に熱心に勤勉に
規律性とか協調性と責任性で
うまいこといい点とってやろう
市場原理はすごい
鉢巻きして、絶対合格!と
拳を突き上げ叫んでた
そんな受験戦争にどっぷり浸かって
真剣にやってきた人たちが
これだけの虚構社会をつくり上げてきた
あの頃から
背筋を凍らせてゾッとした
サスティナブルなんて片隅にもない
まさにこの世はサバイバル
何に追われて命を危険に晒してるのか
よくよく考えたらただの虚構だった
カイシャ組織の寿命は平均して
人間の寿命よりも短い
いつか沈没するかもしれない
そこで叩かれたところで痛くない
自分が今どういう場所にいるのか
対峙しながら、斜め上から俯瞰する



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