40代のポジショニング
会社員
サラリーマンとしてやってきた
この20年は、決して軽くない
レールの上
歯車の一部
それは決して
ネガティブなことばかりでなく
自分はそこで力を得て
役割を担って
誰かの役に立ってきた
内部だけの発言力を大きくしてきた
手放すのは惜しくなる
その理由は
そのままのほうが楽だから
社内の人間関係
組織の構造が理解できるから
何かするにあたっても
人的資源をふんだんに使えるし
分からないことは少なくて
これは誰が知っていて
誰に頼めばできそう、とか
分からないなら誰に聞けばいいか
その相手はどんな人間か
ほとんどの情報は持っている
分からないことはとても少ない
気を使う目上の相手は
どんどん少なくなっていて
若い頃にやった雑用や
面倒なお使いも
自分がやらずとも
下の子がやってくれる
それはすごく効率的で楽なこと
企業特殊能力
一方会社からの期待だけ大きくなって
それが重荷になっている
できる前提で評価される
できて当たり前
できなければ
サボっている、楽をしている
という評価
ひっそり目立たずにいようとしても
それは無理で
目立つし見られるし
お節介に、絡まれる
放っておいてはもらえない
上より下のほうが大多数の位置
上下関係が面倒というところは脱した
組織をどうしたいかも
自分の色を出して作っていける
だからその権限を使って
きちんと組織作りをやれよ
という期待
責任は重く
周囲への影響を持ってしまう
甘えや適当は許されない
そんな中
外部との接点が増えてきた
コミュニティが会社だけではなくなってきた
家族が大事で
子供との時間も大事
地域社会や仕事以外のコミュニティ
勉強や趣味や遊び
複数の時間と関係性が
自分の中のウエイトとして大きくなる
個人でも稼げることは分かってきた
やり方もメリデメも
けどもちろん会社ほどは稼げない
会社への恩義とは
当たり前に給料をもらい続けていた
その貴重さ、ありがたさ
貰っている分以上には返していないと
居る意味はないことぐらいは理解している
便利で楽しくて、大きな仕事もできた
だからここまで長く居座ってきた
会社との付き合い方
従うか辞めるか、では
会社からしてもやりにくい
二者択一ではなく模索する
後戻りはできない
戻る必要もない
意思表示して交渉して
きちんと折り合いをつけていく
黙って勝手にやってはいけない
周囲への責任は果たす
いい大人なんだから
調整能力を発揮する



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