■20代
3年で辞める。そう豪語して、格好つけて入った会社。
仕事が楽しくて、都会で暮らし。
深夜残業も休日出勤も苦にならず、
充実していた独身時代。
恵まれた環境と周りの先輩に引っ張られ、
抜擢されたプロジェクトに高揚感と優越感。
若い自分に可能性は無限大。
いい会社を選べたぞ、と
誇らしかった。
仕事が面白かった。夢中になれた。
毎日終電で、休日出勤も、自分の意思でやって
苦にもならなかった。
トラブルや重圧でしんどいとき、
ふと辞めたいと思っても、
他に行ったらもっと面白くないだろうな、と思えて
すぐに辞めたい気持ちは消えていく。
落ちこぼれでもなく、役職も部下も増えていった。
けど、そのうちに、
弱さや面倒がり、逃げぐせが表面化していった。
それが足枷となって、
競争の中では、評価を下され差がついて。
出世や競争には興味がないと斜に構えた。
気にしていないと言い張った。
自分はこんなものじゃない。
自分が本気を出せばできる。
ただ興味と関心が持てないだけ。
質の低い意見、無駄グチを叩くのは格好悪い。
自分の中で、そんな言い訳を繰り返して
いつしか停滞していった20代。



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